スポーツジムにあるルームランナーを上手に活用する方法

多くのスポーツジムに必ずと言っていいほど置かれているのがルームランナーです。特に大手のスポーツジムのルームランナーには様々な機能が備わっています。

しかしながら、ルームランナーの特徴を知った上でこの機能を使いこなしている人は少ないとも言えます。そこでルームランナーの特徴や機能、上手な使い方を説明していきます。

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通常のランニングとルームランナーの違いとは?

グラウンドや路上におけるランニングとルームランナーにおけるランニングは、決して同じものではなくそれぞれに違いがあります。一般的なルームランナーの構造を見てみると、設定された速度に合わせて床部分のベルトが後ろに流れるように回転しています。

このように勝手に床が動いてくれるので、通常のランニングに比べて地面を後ろに蹴る力がそれほど必要ありません。そのため、実際にルームランナーと路上でのランニングを平行してみるとルームランナーの方が早く走れるという人の方が多いはずです。

これはシンプルな違いではありますが、スポーツにおける走力の向上を目的としてルームランナーを使う場合、負荷が軽いというのは問題になってきます。

ルームランナーで走る時の負荷が軽いとどうなるのか

では具体的にどのようなことが問題点になるかというと、負荷がかからないことで走力に必要な筋力を鍛えることができません。走るという動作は地面を蹴って状態を前に押し出すことを繰り返しますが、その際に使用する主な筋肉が太ももです。

具体的にはまず足が地面に着地すると太ももの前側の筋肉を使って脚を後ろに引っ張ってきます。そして体の後ろに運ばれた足は太ももの裏側の筋肉を使って地面を蹴り上げます。つまりルームランナーでは太ももの筋肉への負荷が小さくなるのですが、特に太ももの後ろ側のハムストリングという筋肉が鍛えづらいと言われています。

このハムストリングが鍛えられないとスポーツ時の走力が向上しないだけでなく、もうひとつ大きな問題があります。実はこのハムストリングは筋肉の中でも怪我をしやすい部分なのです。特に急なダッシュやストップなど瞬間的な動きの際に肉離れを起こしやすいという特徴がある他にも長距離走において疲労がたまりやすく怪我の原因に繋がる恐れもあります。

負荷が軽いルームランナーのメリット

しかし負荷が軽いルームランナーはデメリットばかりでもありません。もちろん負荷が軽いということはその分だけ体にかかる負担が小さいということにもなりますので、継続的に長い時間をかけて運動した方が脂肪燃焼に効果的な有酸素運動を目的としたランニングであれば路上よりもルームマシンの方が適していると言えます。

なお、トレーニングジムに設置されているマシンの中ではルームランナーよりもエアロバイクの方が負荷が軽いのですが、エアロバイクだとお尻が痛くなるという人も多かったり、バイクよりも走る方が好きという人も見受けられます。

そのような人にとってもルームランナーは心強い味方と言えるでしょう。

ルームランナーでの負荷のかけ方

ルームランナーを使って上手に筋肉に負荷をかける方法は速度を上げるよりも傾斜をつけることです。この傾斜をつけることでベルトが後ろに流れて軽くなった負荷を補うことができます。特に先に述べたハムストリングへの負荷を大きくすることができます。

なお、より筋肉に大きな負荷をかけたい時にはゆっくりと思えるくらいに速度を落として傾斜をきつくしていきましょう。こうすることで筋トレで得られる効果とはまた違って、走るために必要な筋力の強化に繋がります。また、ランニングの際には通常、まずかかとから着地してつま先で地面を蹴り出しますが、上手に走れない人の中にはつま先から前のめりになるように着地する人がいます。

これは脛部分にある前脛骨筋などの筋力が弱いことが原因である場合もあります。しかし、ルームランナーで傾斜をつけることで走る際にしっかりとつま先を持ち上げる必要があり前脛骨筋など脛部分の筋力強化や走るフォームの矯正にも効果が期待できると言えます。

インターバル機能を活用しよう

多くのルームランナーにはインターバル機能が搭載されていますが、トレーニングジムでこの機能を使ってランニングしている人を見ることは少ないです。インターバルトレーニングはよく知られている通り、速い速度と遅い速度でのランニングを繰り返すトレーニングです。

このインターバルトレーニングでは通常のランニングに比べて長距離走などに必要な最大酸素摂取量や心配機能を効率的に強化することができます。なお、人の筋肉は持久力に優れた遅筋と瞬発力に優れた速筋の2つから成り立っていますが、インターバルトレーニングならば両方の筋肉に負荷をかけることが可能です。

特にサッカーやテニス、バスケットボールなどは競技中の動作がこのインターバルトレーニングに似ているためルームマシンでのインターバル機能は競技能力の向上に効果が見込めます。実際にこれらのスポーツでは「ゲーム体力」という言葉が使われることがあり、単純に長距離を走るための体力が優れていても試合中で体力が持つかどうかというのは別という意味で、速筋と遅筋がバランス良く鍛えられているかどうかという点もゲーム体力の要因のひとつになります。

ルームマシンのインターバル機能で注意したいのがあまり無理をしすぎないことです。これはどのようなトレーニングでも言えることですが、特にルームマシンのインターバルトレーニングでは遅い速度から速い速度に切り替わる際、疲れが溜まったりすると筋肉が速度の変化に対応できずに転倒してしまう恐れもありますので気をつけましょう。

ルームランナー使用時にはワイヤレスイヤホンがおすすめ

ここまでルームランナーには有酸素運動におけるダイエットだけではなくスポーツの競技能力向上にも効果的な機能があることを説明してきましたが、ルームランナー使用時に持っておきたいのがドリンクとタオル、そしてワイヤレスイヤホンです。

ルームランナーは長い人では1時間続けて走る場合もあります。ですので、とにかく退屈と感じる場合もあります。しかし、多くのルームランナーにはテレビ機能が付いていて、ジャックにイヤホンを差し込めば音声も聞こえます。

ただ、特にランニング中はイヤホンのワイヤーがぶらぶらしたり手に引っ掛かりそうで気になり、集中力をそがれて逆効果ということにもなるので、ワイヤレスタイプがおすすめです。なお、運動中は耳の中もかなり汗をかくので防水タイプを選ぶようにしましょう。